糖尿病予備軍 症状

糖尿病予備軍の人は具体的にどんな症状が出るの?

 

 

糖尿病になってしまう直前の状態の方を、糖尿病予備群と言います。正常な人よりも血糖値が高めではあるものの、まだ糖尿病と言える域には達していないという方で、要するに糖尿病寸前のギリギリの状態ということです。
この糖尿病予備群だと診断された方は、「糖尿病になるかもしれない」というように自覚し、生活改善を行ったり何かと注意していくことができますよね。ですが、医師の診察や健康診断など受けていない方の場合には、糖尿病予備群かどうかすら分からない状態です。もちろん普段から食事や運動など意識していれば健康そのものですが、思ったように生活できないことのほうが多いですよね。

 

 

 

そこでここでは、糖尿病予備群の方の場合にはどのような症状がみられるようになるのか、ご紹介していきたいと思います。

 

 

糖尿病の怖いところ 〜合併症〜

 

 

いきなりですが、糖尿病の怖いところはどのようなところかご存知ですか?
病気であることはもちろん怖いことですが、糖尿病は何も治療を行わずに過ごすことで進行してしまうと、深刻な合併症を引き起こしてしまうという点が怖いところなのです。合併症には糖尿病神経障害・糖尿病腎症・糖尿病網膜症などがあり、これらの合併症がさらに進行してしまうと、手足の切断や失明、人工透析なども有り得ます。かなり進行した状態ですが、このような合併症があることはしっかりと覚えておくべきですよね。

 

 

 

糖尿病予備群の段階で早めに気づくことができ、そこから改善していくことができれば合併症の心配はひとまずなくなりますが、そのためには具体的な症状を知っておかなくてはなりません。
では、糖尿病予備群にはどのような症状がみられるのでしょうか。

 

 

糖尿病予備群に初期症状はない?!

 

サイレントキラーとも呼ばれている糖尿病、実は初期症状・自覚症状などがほとんどない病気なのです。
予備軍ではなく本格的な糖尿病になっている方でも自覚症状がないことが多く、いつの間にか進行してしまい合併症が起きてから気づくということも珍しくはありません。治療が遅れてしまうということは、その分合併症の危険も高まるということになります。

 

 

 

自覚症状・初期症状がほとんどない糖尿病ですが、一般社団法人日本臨床内科医会の資料によれば、糖尿病予備群になりやすい人という条件が設けられています。

 

・血縁者に糖尿病の人がいる
・検診で血糖値が高めと言われたり、尿糖がでていると言われたことがある
・食べ過ぎ、飲み過ぎの習慣がある
・若いのに歯周病が酷い
・おできなどができてから治りが悪い
・巨大児の出産、流産、死産を繰り返した経験がある女性

 

具体的な症状がないにせよ、このような条件にあてはまる方の場合には、糖尿病予備群になりやすいとのことです。

 

 

糖尿病が進行している場合の症状は?

 

糖尿病予備群の段階では症状がみられなくても、そこから進行してしまった場合には、以下のような症状がみられるようになります。

 

 

 

  • 異常に喉が渇く
  • 主に食後などに眠気や倦怠感がある
  • むくみやすくなる
  • トイレに頻繁に行くようになる
  • 体重が急激に落ちてしまう

 

こうなると糖尿病予備群ではなく糖尿病の症状なのですが、何か別の病気かもしれませんし、もし糖尿病だとしても合併症を防ぐため、早めに医療機関を受診するようにしてくださいね。

 

 

どうやって糖尿病予備群と診断されるの?

 

糖尿病予備群だと診断される手段としてはどのようなものがあるのでしょうか。
糖尿病の検査は、ブドウ糖負荷試験、尿糖値の測定、血糖値の測定などが行われるのですが、このブドウ糖負荷試験において「境界型」と診断された場合に、糖尿病予備群となります。

 

 

 

ブドウ糖負荷試験は、ブドウ糖を溶かした水(75g)を飲むことで血糖値の推移を見るものです。糖液を飲む前と2時間後の血糖値を測定する方法が一般的ですが、中には1時間半などの時間で測定する場合もありますので、医師の指示に従うようにしてください。検査結果には、正常型・境界型・糖尿病型の3種類の結果があります。

 

 

検査前の血糖値

2時間後の血糖値

正常型 110mg/dl未満

かつ

140mg/dl未満
境界型(糖尿病予備群)

どちらにも属さない

糖尿病型 126mg/dl以上

もしくは

200mg/dl以上

 

検査結果の判定は、このようになります。どちらにも属さない場合に境界型という判定になり、糖尿病予備群と診断されるのですね。