インスリン 注射 種類

インスリン注射の種類は何があるの?

 

 

糖尿病になった場合の治療法としては、食事療法・運動療法に加えて、薬物療法というものが存在しています。
薬物療法では、糖尿病が進行している場合や食事療法と運動療法だけでは改善できないという場合に飲み薬を使用することになるのですが、それでも血糖値が思うようにコントロールできないという場合に、インスリンを用いた治療が行われます。それが、インスリン治療です。

 

 

 

インスリン治療は、インスリン製剤を注射することによって血糖値をコントロールしていく(下げていく)という治療ですが、具体的にどのような注射の種類があるのかご存知ですか?医師からインスリン治療を勧められた場合には、しっかりとした理由があります。合併症を防ぐためにも大切な治療法の1つとなりますので、どのような注射を打つことになるのか、先に知識をつけておくことも大切です。

 

 

基礎インスリン分泌と追加インスリン分泌

 

インスリンの分泌と一言で言っても、実は「基礎インスリン分泌」と「追加インスリン分泌」という2種類のものがあります。

 

基礎インスリン分泌 起きている間も寝ている間も、24時間ずっと分泌されているもの
追加インスリン分泌 食事をした際に短時間分泌されているもの

 

インスリンにこのような種類があるように、インスリン製剤(注射)もこの機能に近い働きをするように作られています

 

 

 

糖尿病の患者さんそれぞれに生活スタイルがあり異なっているものなので、インスリン製剤はその人に合うように様々な種類や単位数のものが使用されます。自分自身のインスリンの分泌量に変化があったり、食事や運動などに変化があった場合には、今までのインスリン製剤が合わなくなることもあります。そのくらい血糖値コントロールは難しいのですね。

 

 

インスリン注射の種類・タイプ

 

インスリン注射には、前述のような基礎インスリン分泌と追加インスリン分泌に対応したものが存在しています。さらに、いくつかタイプがありますので、詳しくチェックしていきましょう。

 

 

 

インスリンのタイプ

作用持続時間

使うタイミング

作用

超速効型インスリン 4時間程度 食直前 追加分泌を補う
速攻型インスリン 7時間程度 食前30分 追加分泌を補う
持効型溶解インスリン 24時間程度 主に食前 基礎分泌を補う
中間型インスリン 24時間程度 食前 基礎分泌を補う
混合型インスリン  18時間程度 食前30分 基礎分泌と追加分泌を補う

 

主にインスリン注射にはこのようなタイプがあり、作用時間や使うタイミング、作用などがそれぞれ異なります。どのような使い方をするのか等の詳細は、各インスリン製剤ごとに確認する必要があります。使用する際には、医師の指示に従うようにしてください。

 

 

代表的なインスリン製剤

 

上記のタイプ別に、それぞれ代表的なインスリン製剤を挙げておきたいと思います。

 

 

 

インスリンのタイプ

 
超速効型インスリン   ヒューマログ、ノボラピッド、アビドラ
速攻型インスリン  ノボリンR、ヒューマリンR
持効型溶解インスリン  レベミル、トレシーバ、ランタス
中間型インスリン ノボリンN、ヒューマリンN
混合型インスリン イノレット30R、ノボリン30R

 

これらが代表的なインスリン製剤となりますが、持効型インスリン製剤の場合にはジェネリックのものも販売されています。

 

 

 

これらのインスリン注射を組み合わせて治療を行います。例えば、1型糖尿病の方の場合には、食直前に追加インスリン分泌を補助する製剤を使用し、就寝前には基礎インスリン分泌を補助する製剤を使用するなどです。
注射の回数も人により、そして糖尿病の進行度合いにより様々です。医師に指定された注射回数を守って、血糖値をコントロールしていけるようにしましょう。